こんにちは、コンテンツ担当の伏見です。突然ですが皆さんは大人になってからも勉強していますか?私は仕事柄コンテンツやオウンドメディア関連のセミナーに参加しては先人たちの話をよく聞いていますが、ふとたまに学校へ行ってきちんと学びたいなぁと思います。が、学校へ通うだけのお金と時間がありません。
そこで今回は、生放送授業が毎日受けられるWeb業界で働くためのオンライン動画学習サービス「schoo (スクー)WEB-campus」を運営する株式会社スクーのメールマーケティング施策をご紹介します。
教育系ビジネスにとっては必要不可欠な、「リピーターを増やす施策」をメールで行っています。どんなメールを送っているのでしょうか?
目次
株式会社スクーについて
2011年に設立された株式会社スクー(以下、スクー)は「IT系を中心とした明日から仕事に使えるスキルが身につく学習動画の提供」をテーマに無料の生放送授業が毎日受けられるWeb業界で働くためのオンライン動画学習サービス「schoo (スクー)WEB-campus」を運営しています。webデザインやプログラミング、ビジネス英語など2700本を超える講座数を誇り、生放送の無料授業と録画授業で、約23万人の会員と一緒に学ぶことができるサービスを展開しています。
そんなスクーが行っているメール施策の概要は以下の通り。
スクーのメール施策概要
- メール配信を行っているサービス名:schoo(スクー) WEB-campus
- メールマーケティングの目的:サービスに登録している学生(ユーザー)に新しい授業やキャンペーンを知ってもらうため
- 主な配信コンテンツ:新しく公開された授業や当日公開される授業、次週開講される授業のおすすめやキャンペーン情報(サービス登録時、個人設定でその後受け取るメールの内容を選んでもらう)
- 目的達成への施策:すっきりとしたレイアウトのメールを作成
- 配信頻度:毎日
効率化と効果を最大化させるシンプルなレイアウト
上記はスクーが実際に配信しているニュースレターです。サービス利用者にオススメの授業を知ってもらうため、毎日配信を行っています。
デザイン面では、効率化と効果の最大化を測るために、メール内の文章量を少なくし、見栄えの良い授業の画像を使用しています。無駄な装飾を省いたシンプルなレイアウトだからこそ、伝えたいポイントがわかりやすいですね。
またスクーでは毎回メールのデザインをほとんど変えず、「どの授業をおすすめするのがいいのか」「メールの件名はどういうものが開封されやすいのか」、というところを毎回の配信結果から得られるデータを用いてメールの改善を行っているため、購読者に人気の授業(コンテンツ)の把握にもメール配信が活かされています。自ずと反応のいい配信タイミングも把握できますね。スクーでは朝、夕の通勤・帰宅時間を狙った配信だとメール内のリンククリック率がいいそうです。
人気コンテンツをメールで告知し、サイトに戻ってきてもらう
ところでメール配信を担当されている方は、購読者に最も好まれるコンテンツが何なのか把握されていますか?前述の通り、スクーではメールのデザインを変えず、コンテンツとメールの件名を変えて日々の配信を行っているので、どんなコンテンツの開封率が高いのか、ということを把握することができます。
会社・ブランドのストロングポイントを理解することはメールマーケティングを効果的に行うのに大変有効で、人気のあるコンテンツを掲載することにより開封率を得ることができるばかりか、単体では開封されにくいコンテンツもあわせて掲載することで、それを知ってもらうことにもつながります。
またスクーではFacebookなどのソーシャルメディアに掲載するコンテンツの選択にもメールの配信結果を活用しています。
こういった施策は効果測定を行っていなければ、実践することができません。
メールの件名(それに伴うコンテンツ)だけに比較対象を絞ることで、より購読者に好まれるキーワード(開封して読んでもらいやすいもの)を見つけることができますね。事実、スクーはこの運用を繰り返すことで、今ではメールマーケティング施策開始時に比べて、高い時には7%ほどの開封率アップを実現させています。
スクーが行う、リピーターを増やすメール施策、参考になりましたでしょうか?
メール配信を行うことで購読者の好みや属性を把握できるのもメールマーケティングの強みです。今回のメール施策の効果を高めるポイントはこちらです!
- 自社のコンテンツ(サービス)のストロングポイントを知り、それを活用する
- 画像で訴求する
- メールの結果を別の施策にも活かす
それではまた、伏見でした。
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