本記事はBenchmark本社のブログ記事 “16 of the Worst Writing Mistakes to Avoid in Your Email Campaigns” を翻訳したものです。

一般的に、漢字間違い・文法間違いなどのライティングのミスは痛いものですが、特にマーケティングにおいてはそのダメージが顕著に現れます。

たとえ単純なミスだったとしても、メールマーケティングの場合はコンテンツ内容に集中できず効果的に伝えたいメッセージが伝わらなかったり、ターゲット層へのブランドイメージに悪影響を及ぼす可能性があります。そのため「送信」をクリックする前の確認は欠かせないステップとしてフローに取り入れることが必要です。

本記事ではメールマーケティングでは絶対に避けたい16のライティングミスについてご紹介します。

1. フォントが不揃い

テキストを外部ソースからコピペする場合、必ずフォントを揃えましょう。フォントが揃っていないメールは見た目が悪く、スパム、アマチュアな印象を与えるため受信者にとってあまり読みたくないメールになってしまいます。

使用するフォントは1種類に絞るのが定番です。異なるフォントを併用したい場合、最大2種類に抑え、デザイン的に問題ないかを確認してください。

関連記事:フォント選びでメルマガの印象が大きく変わる!イメージに合ったフォントの選び方とは?

2. 会社名の書き間違い

ライティングミスの中でも最もダメージが大きいのが、自社名の書き間違い(漢字間違い等)です。そんな初歩的なミスを犯すことなどそうそう無い、と思うかもしれませんが、意外にも頻繁に発生するエラーです。プロフェッショナルな印象からかけ離れてしまう他、不注意ミス=信頼感に欠ける、という印象を与えてしまいます。

送信する前には自身での確認と、可能であれば上司や同僚など他の人に確認作業を行ってもらうのが間違いの発見に効果的です。またコンテンツ作成を委託している場合には特に注意が必要です。

3. 文法チェックをしない

残念ながら多くの人が送信ボタンをクリックする前に文法チェックを習慣づけていません。文法間違いはだらしない印象、ビジネスとしてまともに認識してもらえない、コンテンツ内容が分からない、メッセージ内容の勘違いなど多数のネガティブな結果を招きかねません。

正しい文法を使用することで、読みやすくプロフェッショナルな印象を与えるメールになります。文法チェックツールなども活用し、送信前に文法エラーをキャッチするようにしましょう。

4. コンテンツの校正をしない

思いのまま文章を作成し、そのまま購読者へ送る人は多いですが、校正されていないコンテンツは、ブランドのイメージダウンにつながりかねません。

メールマーケティング運用のフローの中に最低でも1回(あるいは2回)の校正ステップを追加しましょう。メール文章は比較的短いですが、ブログや動画など他のマーケティングコンテンツと同じように校正や確認ステップを設ける必要があります。

5.不適な構成・フォーマットの使用

メールのフォーマットには正しいものと正しくないものがはっきり分かれています。長い文章で構成されたメールは個人間でのやりとりでは問題ないものの、メールマーケティングで同様のメールを送るのは大きな間違いです。配信メールはあくまでも読みやすく、文法エラーやミスのない文章が必要です。
以下はお勧めのメールフォーマットです:

  • 段落、文章は短く簡潔に
  • 箇条書きなどのリスト形式
  • クリアで分かりやすい言い回し
  • 画像を多用する場合、適度な空白スペースを設ける

コンテンツに合わせたメール構成を意識しましょう。テキストがメール本文に十分なスペースの余裕を持って収まるのが理想です。

6. 文章を段落分けしない

コンテンツが長い1つの段落に凝縮されているようでは、読みにくいだけでなく重要な情報をキャッチすることができません。またアマチュア感満載でチープな印象を与えてしまいます。

テキストは複数の段落へ小分けすることで、読者にとって格段に読みやすく、大事な情報が頭に入りやすいメールになります。またCTAも目立ちやすくなるため、クリック率の向上やコンバージョンの向上も期待できます。

7. メッセージがクリアでない

メールのコンテンツは簡潔でクリアなことが絶対条件です。画像やその他の要素はあくまでもメッセージをより伝わりやすくするための脇役と考えましょう。何を伝えたいメールなのか、焦点を絞り、余計な情報やメッセージが混在しないよう注意してください。

8. 便利なオンラインツールを活用しない

テクノロジーの発達・成長を続ける現代社会では、単純作業を自動化し生産性、効率性を高めるツールがあふれています。このようなツールの導入を渋っていると、自動化とデジタル化の利便性活用のチャンスをみすみす逃してしまうことになります。

Benchmark Emailはプロ仕様の配信メールを作成、送信するのに最適なツールとなっており、ChatGPTを提供するリサーチ会社であるOpenAIの技術を使った新機能「スマートコンテンツ機能」ではAIによるコンテンツ作成も可能です。購読者にとって魅力的なコンテンツ作成に頭を悩ませている、という方にぜひお試しいただきたい機能となっています。

関連記事:機能アップデート:キーワードのみで文章を自動作成!スマートコンテンツ機能

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9. 最重要ポイントを最後にとっておく

多くの購読者はメールを上から下まで全て読むことはなく、さらっと目を通すだけで済ませるケースがほとんどです。そのため一番伝えたい重要な情報やオファーを最後まで出し惜しみしていると、見つけてもらえない可能性大です。

そのため最重要メッセージやCTAは必ず目につくよう、メールの最上部に配置します。そしてその他の情報、コンテンツが下に続くような構成が効果的です。

10. 締めフレーズがない

メールの最後の締め言葉、フレーズが欠けているとプロ意識が低い印象を与えるだけでなく、メールを読み終えた感覚を得られず購読者にとって気持ちの悪いコミュニケーションとなってしまうことがあります。

「ご購読ありがとうございました」「それではまた次回」などシンプルなもので十分なので、何かしら締めの言葉を提供すると良いでしょう。

締めフレーズの代わりにメール署名を使用しクリックを増やす手法もありますが、メールの本題であるCTAと競わないよう配慮が必要です。

11. ビジネス要素ゼロのフランクすぎるトーン

ビジネス感でカチカチな堅いメールはお勧めできませんが、だからといってタメ語でゆるすぎるメールも問題です。人間性とビジネス感のちょうどよいバランスを見つけるのが重要ですが、トーンが決まらない場合ビジネス寄りにするのがお勧めです。

フランクすぎるメールにならないよう、以下の点にご注意ください:

  • 流行り言葉、ニックネームなどの口語を使いすぎない。
  • 自身や自社ブランドに関する裏エピソードは公開しない。透明性は大事ですが、メールコンテンツやオファーと関連性のない情報はノイズになるだけでイメージダウンに繫がる可能性があります。
  • 購読者へ個人的な情報の提供を迫らない。登録フォームやメールアンケートなどは商品やプロダクト、業界に関連した質問だけに抑えることが大事です。

12. 大文字だけを使用する(英語メールの場合)

海外の顧客や読者に対し英語でメール配信を行う際には、大文字だけで構成されたメールは送らないようにしましょう。読みにくくプロフェッショナルな印象に欠けるだけでなく、大文字での文章は書き手が叫んでいるという意味を含むため、確実にブランドイメージダウンにつながります。

13. CTAが多すぎる

クリックを稼ぎたいからと言ってCTAを至る所に設置するのはお勧めできません。読者はどれをクリックしてよいのか分からず、結局アクションを起こさない可能性が大きくなります。

CTAは一つだけ目立つものを設置するのが理想です。クリックする箇所に迷わないよう、分かりやすく見つけやすい場所に入れましょう。

14. CTAを設置しない

多すぎるのは問題ですが、CTAを入れないのも問題です。CTAのないメールでは読者はメールを読んだ後何をしてよいのか、商品やプロダクトについてもっと知りたい、購入を考えている、という場合にどこに行けばよいのかが分かりません。

メールを送る目的、ゴールは何かを明確にしたうえで、読者にとってもらいたい行動をCTAで促しましょう。ウェブサイトへの誘導、商品の購入、ニュースレター購読登録など、分かりやすいCTAを設置します。

関連記事:メルマガでクリック率を高めるための7つのヒント!CTAを設置した効果的なメールの作成方法
関連動画:メルマガデザイン実践講座③CTA編

15. 読者に馴染みの無い言葉・フレーズを使用する

メールマーケティングではターゲット層にとって分かりやすい言葉を使うことでコミュニケーションの円滑化を行うことが重要です。そのため流行り言葉や特定の年代やグループのみで普及しているフレーズの使用は避けるのが賢明です。専門用語や特殊用語を用いる必要がある場合には、その言葉に対する簡単な説明を添えましょう。

購読者が理解できる言葉でコミュニケーションを取ることで、読みやすいメールを提供し長く購読してもらえる可能性が高くなります。

16. 情報が多すぎる

1つのメールに多くの情報を入れ込みすぎると、読者にとってメールを読むのが負担となります。1件のメールごとにメインのトピックは1〜2点ほどに絞り、どのようなアクションを取ってもらいたいのかを簡潔に提示しましょう。

「シンプルイズベスト」がメールマーケティングにおける黄金ルールです。配信したいコンテンツが多い!という場合にはステップメールなどで小出しに配信することで、共有したい情報を読者に負担をかけることなく伝えることができます。

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近年、メールマーケティングにおいてAIツールの普及が進んでおり、より効率的なメール送信、そして購読者に合わせたコンテンツの作成に貢献しています。Benchmark Emailのスマートコンテンツ機能を活用することで、生産性アップだけでなく読者が求めるコンテンツの提供もより簡単に行って頂けます。

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by Benchmark Team